脱サラデザイナーの 飲食店開業日記[独立への道]

イベント企画デザインの会社を退職し、飲食店未経験の素人が、がむしゃらに飲食店開業を目指します

どんなお店にしようか?まずはコンセプト

まずは、どんなお店を作りたいか考えます。
いわゆるコンセプト作りからスタート。
イベントの企画でも言えることですが、コンセプト作りはとても重要です。
後の全ての工程における道しるべとなります。
お店のデザイン、サービス、メニュー等
はしっかりとしたコンセプトの上で成り立ちます。
お客様に何を伝えたいのか、何を提供したいのかを明確にしなければ、お客様 の来店意欲を掴むことはできません。
例え、偶然来店したとしても、そのお客様に充分なサービスは提供できません。決してリピーターになんかなりません。
みなさんもそうだと思います。
なんとなくそれっぽいイタリアンのお店。値段もサービスも味も、どれを取っても何も伝わってこない。
そんなお店に、行きたいと思いますでしょうか?
例えば、イタリアンでも
オーガニック野菜のみを使ったイタリアン!
店主が極限まで極めた、究極のカルボナーラ
ソムリエが世界のワインを揃えた!
等、そのお店が何を伝えたいのかが明確に設定されて初めて、お客様の動機を掴むことができます。
「いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)」という6つの要素を明確にすることが、何かを創る際の最低条件だと言えます。

私もイベントのお仕事で、コンセプト立案に失敗した事があります。
ある工業系の展示イベントに関わらせて頂いたのですが。
当然、展示商品のPRと販売に力をいれた商談メインのプランを考えました。
しかし、実際に会場を見てみると。
土日という事もあり、工作機械等の展示会にも関わらず、家族連れが多く来場していました。
それは、この催事を商談兼、家族サービスと考えて来場する個人経営の経営者が多かったからです。
クライアントの売り上げばかり考え、来場者の目線に立ったコンセプトが立てられていませんでした。
急遽キッズコーナーを設け、経営者の商談時間を作る等の措置を行いなんとかその場は収めましたが・・・

飲食店でも同じことが言えると思います。お店のコンセプトをしっかりと立て、企画することが、お客様を感動させるお店創りの最低条件だと思います。